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時代劇を想う

「時代劇のヒーローたち」と言う本を読んだ。
鬼平、半七、鞍馬天狗、丹下左膳、机龍之介etc
15組の時代劇の主役達の原作(現実)説明と映画、ドラマ評が書かれていた。

「半七捕物帳」は、捕物小説の先駆けであり、
失われていく江戸の残り香を今日に残していこうとする偉大な小説だそうだ。
(生憎と私は読んだ事が無いけど)

さて「半七」と言えば、真田さんも演じていた。
しかし、私は何故か好きなくせに1回しか見ていない。
どうして見なかったんだろう?と考えてみるけど分からない。
違うドラマを見ていたのか、相手役が気に入らなかったのか・・・
とにかく、もう、うろ覚えである。




「新・半七捕物帳もひどかった。真田広之は『成長途上の若い半七を人間味豊かに演じたい』
と抱負を述べていたけれども、半七の年齢を33歳に設定し、いなせに演じたつもりだろうが
江戸の岡っ引きの雰囲気を体現していない」
と評されていた。
同じく半七を演じた露口茂氏や里見浩太朗氏も酷評されていた。
書いた人は70歳位の人だ。

「江戸の岡っ引きの雰囲気を体現していない」
40代の俳優で時代劇に最も精通している一人と言ってもいい真田さんでこれだったら
もっと若い俳優達は「捕物帳」などもう演じられないのでは?
書いた人、以前演じた長谷川一夫氏、平幹二朗氏の年齢ならば
江戸を直接知らなくても、江戸を知ってる明治生まれの人が側にいたり
幼い頃、街のどこかに「江戸」の香りが残っていたかもしれない。
梨園の人達なら、まだ少し何かを感じられるかもしれないけど
昭和も戦後生まれの人間が「江戸の岡っ引きの雰囲気」を知ろうとしても、それはかなり難しい。
それこそ長谷川一夫翁の「半七」を映画で見るしかないんでは?と思う。

「いなせではない」これだけなら納得出来たけど
「江戸の岡っ引きの雰囲気を体現していない」
「あんた、江戸時代の岡っ引き見たことあるんかい?」
これがちょっと、いや、かなり気になった。

「平安時代」「鎌倉時代」、そしてもっと昔なら
あまりにも時代が遠すぎて、人となりはもう想像で演じるしかなく
だから「平安の雰囲気を表していない」なんて誰も言わないんだと思う。
映画やドラマの製作者や俳優達の中心は、もう団塊の世代以降の人達で
俳優さんはそろそろ「平成生まれ」も出てくるだろう。
そういう人達に「江戸の雰囲気」なんて解るはずも無い。
そうなれば・・・

時代劇の未来は暗い。
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by sanaogu-55 | 2005-06-14 20:08 | 日記